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トリミング 愛玩動物看護師

医薬品シャンプーと医薬部外品シャンプーの施術は誰ができるできない問題の農水省からの回答をまとめたよ

これまでは医薬品や医薬部外品に関わらず薬浴として施術をすることができていましたが、愛玩動物看護師が国家資格化されてからはそれができなくなったというのは徐々に周知されつつあると思います。

具体的に何が変わったかというと、医薬品シャンプーか医薬部外品シャンプーかの違いで飼い主さんを除き獣医師または診察した獣医師から指示を受けた愛玩動物看護師のみ施術ができるか、または有資格者以外も施術ができるかどうかという点です。

少なくとも昨日(2023/08/30)までの段階だと、医薬部外品であれば有資格者以外も施術が可能という認識でしたが実はそれだと厳密には間違いなんですね。

どういうこった!ってことで結論、農水省の管轄担当の方に聞いた内容が次のようになります。

治療目的か否かで施術者が変わる

治療目的であれば医薬部外品であっても獣医師または診察した獣医師の指示を受けた愛玩動物看護師(VNCA)しか施術をすることはできない。

しかし、逆に治療目的でなければ医薬品か医薬部外品に限らず有資格者以外であっても施術をすることは可能。ただし…(ここ重要)

ちょっと長くなるのでまずは医薬品か医薬部外品かで施術をする人間がどうなるのかの結論だけ申し上げるとこれおぶこれです。

そして、ただし…(ここ重要)というところがありますよね。

ここが現場の人間としてしっかり考えて行動しろよってところになるので、その詳細についてお教えします。

薬浴の目的は治療ですか?それとも飼い主さんの使用感目的ですか?医薬部外品ならOKは間違い

薬浴とは医薬品シャンプーまたは医薬部外品シャンプーを使用することで、皮膚に何らかのトラブルがありそれを治療することを目的とした行為です。

なので、先述したように治療目的であれば危害を加える可能性が高い行為として診療行為に該当するため、獣医師もしくは診察した獣医師の指示を受けた愛玩動物看護師(VNCA)しか施術ができません。

ですので、「医薬部外品であれば有資格者でなくてもシャンプーできるぜ!」というのは間違いになりやってはいけない行為になりますので、有資格者以外の方はここでまず注意が必要です。

しかし、治療目的ではなく飼い主さんが「このシャンプーいいって聞いたから使ってほしいの!」といった感じで医薬部外品シャンプーを持ってこられた場合は使用すること自体はできます。

が!

本当にそれ飼い主さんの独断で持ってきたやつ?本当は治療のために処方されたやつじゃないの?大丈夫?ってのを判断しなければなりません。

もしも治療目的で医薬部外品シャンプーを使用することを指示されて持ってこられたのであれば、それは治療目的となりますので医薬部外品であっても施術することはできず、もしもそれをしてしまった場合は法に触れる可能性が高くなるためご注意くださいとのことです。

治療目的でなければ医薬品シャンプーでも有資格者以外の施術は可能だけど…?

医薬品シャンプーは本来獣医師の診察と処方によって飼い主さんの手に渡るのが正しいのですが、犬ママ友の間で「これがいい!」という話しを聞いてネットで買ってみた!ということはよくあります。

獣医療側からすると医薬品をホイホイ買うんじゃないよ…と思いますし、ネットでホイホイ買えてしまうシステムもどうにかならんかね…という気もしますがまぁそれはさておき。

ここで大事なのは医薬品シャンプーであっても治療目的でなければ飼い主さんを除く有資格者以外の人間も施術ができるということです。

ただし!ここが重要なポイントですよ!

農水管轄担当者回答

医薬品である以上動物の身体に何らかの作用をし用法用量を守り正しく使用しなければいけないため、場合によっては健康な皮膚を逆に壊してしまう可能性も考えられることから、本当に使用してもいいのかどうかをかかりつけの獣医師に確認することをおすすめします。

また、医薬品シャンプーを使うことを飼い主さんが考えるということは皮膚などに対して何らかのトラブルなど悩みを持っている可能性が考えられるため、使用する前に診察をすることをおすすめされたほうがいいです。

とりむ

めっちゃ簡単にまとめると医薬品シャンプー使いたいならまずは動物病院で診察してもらおう!

その方がお互いにとってベストだよ!ってことだ!

飼い主さんが事前に動物病院で診察を受けず勝手にネットなどで購入して持ってきた場合、その段階では治療目的にはならないため有資格者以外の人間が施術をすることはできます。

これが今回個人的に大騒動となった医薬品か医薬部外品かは関係ないってどういうこった!となった部分です。

医薬品か医薬部外品かではなく、あくまでもそれが治療目的なのかそうではないかで施術の可否が決まりますが、そもそもそれを判断できるのは獣医師であることと医薬品を勝手に使用することで起こる可能性のあるトラブルというのはあるため、現場の人間はそれを考えて適切な行動してねってことでした。

涙があふれるとりむさんと親身になってくれる管轄担当の農水さん

さっきから「農水の管轄担当の方」と言って農水とひとまとめにしてないのには私なりの理由があります。

農水とはいえ人間ですからね、やっぱり対応する人間によって言ってることが変わるんです。

なぜそれが起こるのかというとこういうこと。

質問に対して少なくとも今の時点で納得や理解ができる回答ではなかった場合に「それってどういうことですか?」と質問したとしても、内容をちゃんと理解して説明できる人でなければちゃんとした回答はもらえないんですよね。(少なくとも私はそう感じている)

だから私も今回「ちゃんと内容を把握して説明できる方とお話させてください」って言うことになったわけです。それが管轄を担当している方だったんですよね。

そしてやはりマニュアルを答えるだけと感じられるような対応とは違い、逆にいろいろ現場での様子を聞いてくれるんです。

「勝手に購入して使ってくださいと持ってくることってやはり多いんですか?こちらでも考えないといけないですね。」とか。

無麻酔歯石除去についても診療行為かどうかという点で結局美観だと言い張っているために何もできない、愛護法からのアプローチでも難しい、各都道府県の管轄の保健所へと言われてもその保健所が農水が動かないから何もできないと言われる、その結果「結構ギリギリだけど獣医師や愛玩動物看護師にならなくても稼げるんですね!」とかって参入を考える素人も見かけるなどつい話してしまいました。

ええ、なんで自分に直接危害があるわけじゃないのに涙なんて流してるんだよってツッコミたくなるくらいうるうるして話しましたよ。

苦しむのはその動物で最悪の場合飼い主さんも辛い思いをする、そんな様子をたくさん現場は見てきてそれに心を痛めているんだようわーん!って感じです。(ここまでうわーんとか言ってませんけど!大人だもん!)

今すぐにどうこうは難しいのは十分承知していますが、どうか少しでも良い方向に変わっていけるよう声を聞いてもらえるとありがたいですとお伝えしました。

ちなみにこうした内容の記載の文書や通知などはありませんが、今後そうしたものも検討したいと思いますとは言ってくれました。

実現できるかどうかは置いておいて、現場が困らないようにそうした資料など用意してもらえたらありがたいですね。

「皮膚が弱いのでノルバサン使いましょう!」は診療行為になるからだめだよ

治療目的でなければ医薬品でも医薬部外品でも使用自体は可能ということですが、「この子は皮膚が弱いのでノルバサンを使いましょう!」とかは診療行為になるためやってはいけませんよというのも回答いただきました。

これは医薬品か医薬部外品かの話しではなく、診療行為かそうでないかの問題になってくるため獣医師以外がやってはいけません。

当たり前のようで当たり前のようにしちゃっているケースも多いので気をつけましょう!

医薬部外品の場合はお店に置いて治療目的でなければ使用することはできるので間違えないように気をつけながら使いましょうね!

また、医薬部外品を仕入れてサロンに置いておくことや治療目的でなければ使用することも可能ですが、決して診療行為をしたり治療目的での使用はしないよう留意してください。

まとめ

治療目的か治療目的でないか

・医薬品か医薬部外品かは関係ない

・治療目的であれば医薬部外品でも医薬品でも獣医師または診察した獣医師の指示のもと愛玩動物看護師(VNCA)しか施術できない

・飼い主さんの独断であれば有資格者以外の使用自体はできるが使用してもいいかの確認を獣医師に取るほうがいい

・そもそも飼い主さんが薬浴を検討してる時点で動物病院の受診をすすめる

・医薬品か医薬部外品か以前に診療行為はしてはいけない

・医薬部外品をお店で仕入れ置いておくことはできる

以上がシャンプーの医薬品と医薬部外品の施術についての内容でした。

保健所や農水省の方も仰っていますが、まずそれがやってもいいことかどうかわからない場合はまずは管轄の保健所や農水省に電話で問い合わせしてください。

第一選択しは管轄の保健所、次に農水省への問い合わせを推奨します。(いきなり農水よりもまずは管轄の保健所で農水が出している共通認識を確認し、それでもわからない場合は農水という順番のほうが問い合わせパンクなどを防げるため)

今回の内容も一応すみずみまで確認したつもりですが、毎回そのつもりで問い合わせをして認識をすり合わせてもあとからいろんな情報が出てきます。

少なくとも今回以上の何か考えられるケースがなければこれを参考にしてもらえればいいのですが、もしも「でもこういうときってどうなの?」ということがあれば農水省に電話して確認をとるようにしましょう。

人間の場合はこうだけど動物の場合はさらにこういうことを考える必要があるからその場合はできないな…ということが今回のようにあるため、本当に確認していこうねっ(;´Д`)

農水省URLはこちら

なお、飼い主さん自身においてはこれは適用外なので飼い主さんが施術をすることはなんら問題はありません。

ただし、医薬品でも医薬部外品でも何らかの薬効のあるものを使うということはその作用によって起こりうる良くない可能性もあるため、できれば独断で購入して使うのではなく事前に診察をしてもらったうえで使用してもいいかどうかを確認することをおすすめします。

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